社会人になってADHDかもしれないと思ったら③(自己分析してみる)
こんにちは。
今回の記事では自己分析についてお話ししたいと思います。
「自分はADHDかもしれない」
そう思うようになると、次は
「自分はどうすればいい?」
と考えますよね。
気をつけなきゃいけないことがたくさん。
でも、一体どこから手をつければ…
そんなときは、まず自己分析をしてみましょう。
あなたは何が苦手ですか?
どんなときに困っていますか?
紙や携帯のメモに書き出してみましょう。
◯自己分析するときは具体的に
自己分析するときのポイントがあります。
それは具体的に、詳細に書くこと。
なぜかと言いますと
例えば「物忘れが多い」「時間を守れない」
などの自己分析をしたとしましょう。
しかしこの分析だけでは具体的な対策は立てづらいです。
「物忘れが多い」と言っても、シチュエーションは様々にあります。
・仕事/学校に必要な持ち物を忘れてしまう
・指示されたことを忘れてしまう
・約束の時間を忘れてしまう
・持ち物をどこにしまったか忘れてしまう
などなど。
自分がどの場面で困っているか
「場所」「時間」なども含めながら具体的に考えてみましょう。
◯過去の失敗を振り返ってみよう
具体的に書き出すことが難しい。
そんな方は、過去の失敗を振り返ってみるのも良い方法です。
過去の失敗を「やっちゃった!」「次は気をつけよう」
で済ませてしまうのは危険です。
失敗の原因を考えることは
自分の思考パターンを知ることにも繋がります。
なぜ失敗してしまったのか?
どうすれば良かったのか?
思い出して考えてみましょう。
私の例を言いますと
友達と会う約束があったのに、待ち合わせの時間に遅刻してしまいました。
寝坊したわけではないのですが、準備をしているうちにどんどん時間がなくなってしまい、更には電車の乗り換えを間違えてしまったことで遅刻してしまったのです。
この場合の原因を考えると
・準備時間の見積もりが甘かった。もっと早い時間から始めるべきだった。
・どの電車に乗るのか事前に確認しておけば、慌てて間違えることもなかった。
と、推測できます。
◯自分の「思考パターン」を見つけよう
自己分析により、自分の思考パターンが見えてきます。
先程の例でいう私の思考パターンは
・自分が見積もる時間より、実際は多く必要であることが多い。
・確認不足によるミスが多い。
と、なります。
思考パターンがわかり自分の苦手なことがわかると
同じようなシチュエーションで意識して行動しやすくなります。
ただ「忘れないように気をつける」「時間を守れるように気をつけよう」だけでは、実際には何を気をつければいいのかわからず、効果は薄いです。
具体的に考え、自分の思考パターンを知ることで
何を気をつけるべきか明確になってきます。
みなさんも自己分析をしてみてくださいね。